土地地積更正について
土地の地積(面積)は、不動産の価値や税金、不動産取引において重要な要素となります。しかし、登記簿に記載された地積が実際の測量結果と異なる場合、適切な手続きを行い「地積更正登記」を申請することで、正しい地積へと修正することが可能です。
地積更正登記とは?
地積更正登記とは、登記簿に記載されている土地の面積(地積)が、実測した面積と異なる場合に、正しい面積へ訂正するための登記手続きです。土地の測量技術が向上したことで、過去に登記された面積と現実の面積が一致しないことが判明するケースが増えており、適正な資産管理のためにも正確な地積の確定が求められています。
地積更正登記が必要となるケース
以下のような場合、地積更正登記を行う必要があります。
- 新たに測量を実施し、登記簿の面積と異なることが判明した場合
- 土地の境界確定測量を行い、隣接地との境界が明確になった結果、面積に違いが生じた場合
- 地籍調査が実施され、旧来の地積と異なることが確認された場合
- 過去の登記に誤りがあったことが判明した場合
地積更正登記の手続きの流れ
1. 測量の実施
土地家屋調査士などの専門家による現地測量を行い、実際の地積を確認します。
2. 隣接地所有者との確認
測量結果に基づき、隣接地所有者と境界の確認を行い、合意を得ます。
3. 必要書類の準備
- 地積更正登記申請書
- 測量図
- 隣接地所有者の同意書(必要に応じて)
- その他、法務局が指定する書類
4. 法務局への申請
準備した書類を法務局に提出し、審査を経て登記が完了します。
地積更正登記のメリット
✅ 土地の面積が正確になることで、不動産の資産価値を適正に把握できる
✅ 売買や相続の際にトラブルを未然に防ぐことができる
✅ 固定資産税などの課税が適正に行われる
✅ 将来の土地活用計画が立てやすくなる
まとめ
地積更正登記は、不動産の適正な管理と取引を行う上で非常に重要な手続きです。土地の測量結果と登記簿上の地積が異なる場合は、速やかに専門家に相談し、適切な手続きを進めることをおすすめします。
当事務所では、土地の測量から地積更正登記の申請までトータルでサポートいたします。ご不明点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。