当事務所では行政書士事務所を併設しております。全省庁統一資格を簡単に取得しましょう。
全省庁統一資格とは
各省庁における物品の製造・販売等に係る一般競争（指名競争）の入札参加資格（全省庁統一資格）です。
本資格は、各省庁申請受付窓口に掲げる申請場所のいずれか1か所に申請し、資格を付与された場合において、その資格は該当する競争参加地域のうち、希望する地域ごとに所在する各省庁の全調達機関において有効な入札参加資格となるものです。
1 本資格が有効となる各省各庁
衆議院、参議院、国立国会図書館、最高裁判所、会計検査院、内閣官房、内閣法制局、人事院、内閣府本府、宮内庁、公正取引委員会、警察庁、個人情報保護委員会、カジノ管理委員会、金融庁、消費者庁、こども家庭庁、デジタル庁、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省で外局及び附属機関その他の機関並びに地方支分部局を含む。
全省庁統一資格の目的
- 手続きの簡素化
各省庁ごとに異なる資格審査を行う必要がなく、一度の申請で全省庁共通の資格を取得できます。 - 効率的な契約機会の提供
資格を取得することで、全国の省庁やその外郭団体の調達案件に参加できるため、事業者にとって広範な契約機会が生まれます。 - 透明性の確保
統一した基準に基づいて資格審査が行われるため、公平性と透明性が確保されます。
制度の特徴
- 対象となる事業者
法人・個人事業主を問わず、国内外の事業者が対象。 - 審査区分
商品販売や建設工事、役務提供などのカテゴリに応じた資格があります。 - 申請方法
オンライン申請や郵送による手続きが可能で、年度ごとに更新の必要があります。 - ランク分け
入札できる案件の規模に応じて、A、B、C、Dのランクが付与されます。
資格取得のメリット
- コスト削減
一度の申請で複数の省庁に対応できるため、事務的なコストが軽減されます。 - 事業展開の拡大
地域や省庁を超えた調達案件に参加でき、売上拡大のチャンスが広がります。 - 信頼性の向上
政府機関との契約実績は、事業者の信用力向上につながります。
具体例
たとえば、「文房具の販売」を行う企業が全省庁統一資格を取得した場合、国土交通省の地方事務所や、農林水産省の出先機関、厚生労働省関連の施設に文房具を納品するための入札に参加できます。
